コンビナートで栄えた町の終焉は近い?

真夏の寝苦しい暑い夜、とても奇妙な夢を見ました。

それは、私の深層の記憶に根ざした町の出来事のようでした。

その町は、瀬戸内海に面した一昔前はとても活力のあるコンビナートの町で、工員の多くは地元採用で、農家の次男三男などが多く、明るい未来に希望を膨らませている彼らの様子が垣間見てとれます。

町の商店街は休日には多くの人でごった返し、肩がぶつかり合うほどで、それは賑やかな町の様です。地方の町には珍しく百貨店があり、屋上の遊園地では子供たちの歓声がこだましています。

近隣の町には白砂青松で有名な海岸、緑濃い山や農村が広がり、とても自然に恵まれた特異な地域の様です。

心地よい夢もここで一転します。

空を見上げて騒いでいる人達、また、地面の先を指さしこそこそ噂話をしている人達のシーンに夢は突然変わります。

彼らの指さしている先の空には、頭が人の顔をした“賂(まいない)鳥”、地にはカタツムリの姿をした“賂潰れ”が、わいろを求め、高く低く飛びまわり、地べたを這いずり回って市役所のお金を食べようとしている様です。その数たるや大変なもので、これらの化け物にも序列があるようで、大きく太っているのから小物まで様々です。中には顔に見覚えのある首長をはじめ、議員や政治屋が何人もハッキリと思い出せます。そう言えば、悪人ズラをした国会議員の顔もありましたね。
兎に角、市民が声を挙げないのをいい事に、首長は箱物建設に血道を開け、せっせ、せっせと町の借金を増やし将来的には何処かの政治屋に町の財産を安く売り飛ばそうと企んでいるのだという声が何処からともなく聞こえてきます。
お金大好きの首長だけに、賂の取り方は長けているようで尻尾は出さないのだと言う事です。そして、ある銀行の預金通帳をニヤニヤしながら顔を揺らしている様子が現れます。

大変な事じゃ!!
早く町の人にこの事を知らせなければと思ったところで、目が覚めてしまいました。

目覚めて考えました。まさに正夢・・・。

駅前のシャッター通り、居酒屋に占領された町。早く町の人は目を覚まさないと財政管理団体にこの町が陥るのも時間の問題でしょう。

若者の政治への無関心、その結果として政治離れが一層助長され、最後に貧乏くじを引くのは彼ら自身だという事をなぜ考えないのでしょう。もう遅いかも知れませんが、今が最後のチャンスです。

今では地元に住んでいる若い人達には想像もできないでしょうが、昔、この町は明るく希望に溢れた所だったのですよ。だからこそ、街の真ん中に新幹線駅が出来たのも頷けるでしょう。

しかし、こんな凋落ぶり、誰が想像できたでしょうか。

全ての責任は行政にあるのです。リーダーの無能さに早く気づけばよかったのに・・・。